こんにちは

 お久しぶりに日記でも書こうかなあといった感じです。もう前に書いたときから二ヶ月も経ってるのかよ。やべえな。やべえよ。ブレイブルーは引退気味です。アラクネ七段になったので満足しちゃった感じですね。二ヶ月何してたんだろう。ぜんぜん思い出せないな。そんなに本も読んでなかったのに。春休み後半はなんだっけな。そうだ。ダークソウル2だ。ずっとダクソ2をやってました。ひと月くらいやり続けてトロコンもしたので既に引退気味です。RTAもちょっとやろうかと思ったけどあんまたのしくないですね。1のほうがよかったです。2も初見プレイは超たのしかったんだけど二周目以降どないや……って感じですね。1周目は脳筋でやってたのですが、二周目でステータスを振りなおして魔法使いになりました。ソウルの奔流ぶっぱしてたらすぐ三周目までクリアしちゃってやることなくなりましたね。装備集めマラソンする気力もないし、侵入とかやってみたけどどうたのしめばいいのかいまいちわかんないし、そろそろ売るかなあって感じです。白やるのも楽しいんだけど、どうしても飽きるからね。ブレイブルーは売らないけどこっちはもういいかな……。
 春休み終わってからは普通に学校生活やってましたね。本読んだりアニメみたり映画みたりニコ生MO放送をみたりダクソ放送をみたり小説こちゃこちゃ書いたり……。普通ですね。なんもねえ。なんも言えねえ。本の感想とか書く気力もなくなってきましたね。さいきん、やばいですね。熱が失われてる。走ったほうがいいのかな。惰性でだらっとニコ生とか見るかなーって気分になったら、外をダッシュしたほうがいい気がする。それが僕の生活にどんな影響を与えるのかわからないけど、そのほうがなんか青春って感じじゃん?
 そうしよっか。そうしよう。
 ツイッターもやめよう。いや、やめないけど、最低限にしよう。日記も毎日書こう。小説も毎日100枚書こう。うわあ、がんばろう。
 決意ばかりしてる気がするな。決意だけするのは簡単なんだ。
 それはそうと飛鳥部勝則ラソンしてます。刊行が古い順に読んでいるのですが、あんまし合わない作家なので『バラバの方へ』まで読んで停滞してます。あと6冊。最新作の『鄢と愛』まで読み終わったら何かまとめた日記を書きたいですね。そんな感じです。
 うわあがんばろう。

osk40

ブレイブルー

D

 ヴァルケンとか言ったこともあったけどやっぱりアラクネなんだよなあ。こんにちは。アラクネたのしいです。まだ5段程度の実力しかないんだけど、おともだちのM出くんのアマネと5分くらいなのでスカイプしながら対戦するのがたのしいです。最近ようやく5Cで対空とれるようになってきたのでよかったなあって感じです。端背負いで5C対空から一発烙印きめるのすごいきもちいいですね。それと最近2Cぶっぱを自重してるのでよかったなあって感じです。ラピッドすることも覚えました。いまさら感ある。でもちょっと連続でやってると霧まくのを忘れるのであれですね。というか相手離れたら蜘蛛ばっか落としてるのであれですね。霧のほうがいいんだけど蜘蛛かわいいし……。さいきんランクマぜんぜんやってないのであれですね。アラクネ5段スタイリッシュアズラエル5段ヴァルケン4段スタイリッシュプラチナ4段なのでなんとかアラクネを6段以上にしたいですね。でもさいきんぼくがブレイブルーする時間帯、人がいないんですよね……。まあそんなわけでがんばりたいです。端じゃないと烙印ついてから逃げられること多いので虫のまきかたがんばりたいですね。がんばります。

おひさしぶりです

こんにちは。
ブレイブルーやってます。ずっとブレイブルーやってました。ブレイブルーしかやってませんでした。起きてるあいだはずっとブレイブルーやってました。ブレイブルーやって寝て起きてブレイブルーやってました。そんなふうに新年開けてから今まで過ごしてきたのですがさすがにそれではやばいのでそろそろなんとかしたいです。というかブレイブルー楽しくないです。どうやったら強くなれるんだ!?って感じです。天性の才能じゃないの!?格ゲーセンスなんじゃないの!?って感じです。強い人たちとの壁を感じます。努力が足りないのでしょうか。よくわかりません。というか誰か教えてほしいです。一人で負け続けるのは孤独でつらいです。アドバイスをしてくれ。ニコ生でもはじめようかな。オフパコしたいし。というか勝ってもあんまり嬉しくありません。負けないですんだ、という安心が得られるだけです。負けると悔しいです。とても悔しいです。対人ゲームはだいたいそうなのかもしれない。嬉しさや気持ちよさを感じるのはコンボができるようになったときくらいなんだよなあ。なんだかなあ。うまいことできてるんだなあ。でも強くなるためにがんばりたいです。どうすればいいんだ。もういろいろとよくわかんないですね。おわり。

ヴァルケン日記1

D

 ブレイブルーやってます。ずっとブレイブルーやってました。ブレイブルーしかやってません。でもぜんぜんうまくなってきない気がする。どうすればいいんだ。最初はアラクネ使ってたけど立ち回り繊細でがんばって動かなきゃいけないからつらい。勝率40パーセントくらいにはなってきたけど僅差で負けるとハゲそうになるし、もうダメだって気分になる。なのでそこまでがんばって動かさなきゃいけないスタイリッシュアズラエルを使いはじめたら普通にアラクネとかより強いし勝てるし弱い人狩れるしでもうダメだって気分になってる。そんなわけでそんなわけでココノエとヴァルケンハインをちょっと触りはじめました。小学生だから最強キャラを使いたい。ヴァルケンはコンボかっこいいから前から使ってみたかったんだけど、これがむずかしい。ゆとりなので努力とか知らなくてつらい。でもこの一週間くらいずっとヴァルケンWikiに書いてある基礎コンボを練習してある程度安定してできるようになってきた。最初のころは[A>B>C>6D>JA]とか[6D>JA>着地D]>Bとかできるかよ!って感じだったけどわりとできるようになってびっくりした。トレモでは。でも安定したと思って2時間くらい休憩してもっかいやってみようとするとぜんぜんできなくなってるからつらい。アケモードやってみるとまったくコンボできなくてつらい。ヒット確認とかできないし……。どうすればいいんだ……。でももうちょっとがんばってみようと思う。よくわからないけどヴァルケンは意味わからない動きと狼の対空と突進するやつと崩しが強いらしいですね。特に崩しはやばいくらい強いらしいですね。がんばりたいです。

・2A>5B>5C>シュバルツ>ヴァイス 
・5B>3C>イェーガー>2A>2C>6C>2C>6B>5B>2C>JB(jc)>JBJC 
・5Cch>ローゼン>6D>【JC(jc)>JB>J3D>JA>着地5D】>5B>イェーガー>2C>6B>2C>リヒト>6C>3C>シュバルツ
・【A>B>C>6D>JA>JC>B>HJAA>JC(jc>JC>Bケニ>Aアイゼン】
・【A>B>C>6D>JA>着地D】>5B>5C>HJB>JA>JB(jc)>JBJC
・【JC>B>C>6D>JA着地D】>5B>2C>6C>2C>6B>2C>イェーガー>5B>2C>JB(jc)>JBJC

 こんだけできるかもしれない。ときどきできる。トレモでは。実践ではまったくできない。次は実践で狼→爺のコンボできるようになりたい。
 ブレーキJAとかも練習したい。
 ケーニッヒとかアイゼン始動のコンボ覚えたい。それだけできれば10段くらいなれるでしょ……。

ぽろろんぽろん

 めっきり寒くなってきましたね。12月も中盤を迎えていよいよ冬本番って感じです。大阪にも100年ぶりくらいに雪が降ったらしいし、通天閣もシャーベットさ! カキ氷機にかけたいね。一方ぼくはというとこたつから逃げられません。一度下半身を捉えられたが最後、あとはゆっくりと消化されるのを待つだけです。バイオベースなんだ。もう何も考えられない。最初は抵抗していたぼくだったけど、こたつさえあればいい、あとは何もいらないって思うようになっちゃった。こたちゅしゅごいのぉおおおおお!そんなわけでこたつ堕ちしている立岡です。こんにちは!

 っていう下書きが残っていたけど今は新年を迎えて2014年さ!あけましてハッピーバースディ!ぱ〜ん!どんどんどんぱふぱふぱふハレルゥヤハレルゥヤ!
最近海外ミステリにハマっています。海外ミステリいいよね〜。刑事ものだって日本はいまいちだけど海外だとなんかいろいろあるから楽しいし、古典は独特の雰囲気があっていいよね〜。海外最高や!この年末年始に海外ミステリ5億冊ほど買いこんじゃった☆あへぺろ☆特にバークリー最高ですね。普段からバークリー大好き♡ラブラブ♡って言ってるけどもったいないしあんま手に入らないしで実は4冊くらいしか読んでないんだ。ちょっとずつゆっくり読みたい。おもしろすぎる。ディヴァインも創元推理文庫で簡単に手に入るやつはぜんぶ持ってるけどもったいなくて3冊くらいしか読んでない。もったいなさを感じることは幸せなんだ。全知には孤独が残る。超越は罪で、同時に罰なんだ。つっても本とか読んでもすぐ内容忘れるし、じゃんじゃん好きなものを好きって言えるうちに読んでしまっていいと思うけど、そこは気分とかいろんな要因が重なって後回しになったりするので難しいところだ。そういうものだ。
 2014年初読書はヴォネガットさんの『スローターハウス5』でした。これやばいよね〜。まったくもってSFじゃなくて、申し訳程度のSF要素も戦争を語るための道具で、ぜんぶフラットになって淡々とエピソードやアイロニーや諦念や警句や箴言や引用や死が並列に語られていくさまが神がかってますね。ぜんぜんおもしろくないのにおもしろすぎる。戦争というわけのわからないものを描くにはわけのわからない手法をとるしかないんだ!系の小説好きです。ティム・オブライエンとかね。ヴォネガットとかオブライエンとか言うとどうしても村上春樹のどや顔がちらつくんだけど、っていうかヴォネガットとかブローティガンとか春樹すぎてほわあ〜って感じさ!春樹さんにはもっといろいろ訳してほしいですね。もうすでにいろいろ訳してるから、いろいろ紹介してほしい。でもすでにいろいろ紹介してる気もする。村上春樹の小説じゃない文章読み返したいなあって思った。雑文集とかそのうち読むんじゃないかな。そういうものだ。プーティウィッ!
 そして貼られてる音楽的にたぶん古野まほろ『背徳のぐるりよざ』の感想を書こうとしてたんだと思うんだけど、すまねえ…。それはまたこんどね!それじゃあまた!すてきすてき!
 

愛することを愛しすぎてしまった人たちへ(こぶたたぬききつねねこの話)


 この二週間ほど何をやっていたのかまったく覚えてないな。すべて忘れてしまうよ。日々が楽しければいつでもそう。誰も記憶できないし誰にも記憶されない。そんな人間になってしまった。眠っているだけだ。ナルコレプシーなんだ。睡眠はもう一日一日を区切るものじゃないんだ。毎日は続いていた。子供のころはもっと一日ごとに分けられているものだと思っていた人生だけど、最近それがひとつの帯だってことに気づいたね。ときメモとかパワプロみたいに一日一日は重ならないし経験値は積み上がらないしレベルアップなんてなくて人は変わらない。これってノーベル賞ものの発見だと思って、学会で発表したんだけど誰にも話を聞いてもらえなかった。がんばってスライド作ったのに! 僕が中学生だからかな。舐めやがって! こたつ食べたい。

 そんなわけで法月綸太郎さんの講演会に行ってきました。とても楽しい話を三時間くらい聞かせてもらえたからよかったと思う。ぼくは法月さんのことは中1以來のファンだったので、サインをもらったときには感無量だった。不思議だなあ。普段文字だけで接している人の生のフォルムを見るとびっくりする。この本にも中の人はいるんだなあって思う。それはそうとTwitterでいつのまにか仲良くなっていた人が会場に来てて、オフパコをしてしまった。ぷちっとさんという人がいて、Twitterだけの関係だったのだけど、実際に会って話してサインしてもらうようの紙に書いてあった本名を盗み見したりして、不思議だなあって思った。Twitterで関係している人の中身の姿とか想像しないから、びっくりした。人だ!って思った。そして会場に来ていた円居挽さんとちょっとだけ喋ったりできたのでとても満足の行く講演会だった。そのあとの飲み会で大谷ミス研の下級生くんにセクハラしまくったりしたけど、ほとんど完璧な一日だったと思う。河原町から会場まで4時間かかったのも今となってはいい思い出! たのしかったなあ。

 それが昨日の話で今日は海遊館に行ってきた。後輩のPちゃんとBちゃんが水族館行くぜ!って言ってて、立岡さんも来ませんか?って言われたのでほいほいついていった。サブローも来た。みんなでおすしの歌を歌いながら四人で魚を見てまわった。「こぶたたぬききつねねこ」の歌詞を変えて、「おすし、おすし、おすし、ねこ♪」とずっと歌っていた。海遊館を一周したあと、なぜか無性におすしが食べたい気分になっていたぼくたちはくら寿司に向かったが、日曜夜のくら寿司がすんなり受け入れてくれるわけがなく、一時間半待つよりもガストで適当に食べることを選んだ。そんなふうに日曜が終わった。たのしかったなあ。



 

 

イチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキすること(悲報伝/暗い鏡の中に)


悲報伝 (講談社ノベルス)

悲報伝 (講談社ノベルス)


 西尾維新の悲報伝が発売されたので即読んだのだけど特に何も思えないまま終わったのでさびしいなあと思った。伝説シリーズは西尾維新の近作からしたらかなり好きなほうで、悲鳴伝悲痛伝も悲惨伝もとてもたのしく読めたので、悲報伝で起きていることのあまりのどうでもよさに戦慄せざるをえなかった。悲報伝では魔法少女たちとのバトルがひたすら繰り広げられ、魔法少女たちが死んで終わるが、この本で描かれるべきだったのはもっとストレートな空くんと悲恋ちゃんのボーイ・ミーツ・ガールだったのだと思う。ぼくはもっと二人にイチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキしてほしかった。人間もどきの二人の交流をもっと見たかった。空くんの、感情がなさげなキャラクター的にむずかしいのかもしれないが、西尾維新はそういう欠けた二人がよりそう様を描くのがうまい作家だとおもってるので、かなしかった。ぼくが悲痛伝をとても気に入っている理由は、あれが空くんが女の子とイチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキしているだけの小説だったからだ。たとえば女の子にうどんを作ってもらうような、そんな静かなシーンが悲報伝にも必要だったのだと思う。鋼矢なんていらなかったのだ。悲恋ちゃんの話をしろ。でももしかしたら悲報伝も、この先に待つ空くんと悲恋ちゃんの物語の序章的なものなだけかもしれないから、一概に否定はできない。期待するしかない。と、ここまで書いてようやく気づいたが、俺は悲恋ちゃんが泳いできたとき興奮曲線がピークに達して、それから鋼矢のことなんてクソどうでもよくなってしまったのが、悲報伝を楽しめなかったおおよその原因だと思う。悲恋ちゃんはこの本は顔見せにすぎず、鋼矢ちゃんのために悲報伝という本があることにまったく気づかなかった。鋼矢ちゃんに関しては、なんかこのモブキャラ出張ってくるな……うぜえ……とずっと思っていたけど、そういうことだったのか。やっと気づいた。気づけた。うれしい。これだけでもこうして何も思えなかった本の感想をがんばって書いたかいがあるってものだ。ほええ。

暗い鏡の中に (創元推理文庫)

暗い鏡の中に (創元推理文庫)

 

 ヘレン・マクロイの「暗い鏡の中に」を読んだ。女の人が二人に分身しちゃったせいで学校をやめさせられたので「かわいそう」と思った。この本に書いてある7割くらいのことはどうでもいいと思えたが、とても楽しんで読めた。いい感じの登場人物が変な状況で死んで、最終的に犯人らしきものを追いつめるけど解決したような解決しないような雰囲気で終わるのがよかった。なかなかにヤっちまったトリックをたくさんの伏線でなんとか成立させるさまに、なんというかその熱量にイかされた。これはそれなりに恐怖を煽る小説らしいが、まったくそんなことなく、「アリスかわいい」とか「ウィリングかわいい」とか考えながら読んでいた。まあ古典なんてそんなもんだろう。ぼくがこの本を気に入った最大のポイントは、この小説が優秀なビタミン剤ミステリだということだ。ビタミン剤さえあれば健康なのだ。健康!健康健康健康健康健康健康健康健康健康!!!!!


 そしてイチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキすることがどういうことなのか考えていた。ぼくはここ最近それなりに女の子とイチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキしていたが、それが真の意味でのイチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキなのか不安になった。不安になるということは自分では結論がでてるんだろう。ぼくは女の子とイチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキしながら、どこか自分のイチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキしえなさを感じていた。ぼくは数々の女の子とイチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキしながらもいつも寂しさを感じていた。女の子の身体に触れながら、手を握りながら、それ以上の行為に明け暮れながら、違和感を抱いていた。ぼくにとってのイチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキは誰かと理解しあい、共鳴しあいたい欲望の発露ではなくて、ぼくと他の人の輪郭を確認する作業にすぎなかった。それは本当のイチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキをスポイルしているのかもしれなかった。それはぼくが本当の恋愛をしたことがないということを暗に示しているのかもしれなかった。そうだ。今なら確信を持って断言できる。ぼくは生まれてこのかたイチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキなんてしたことなかった。ぼくは今までに触れた女の子に、誰一人としてかけがえなさを感じなかった。彼女たちの場所に、ぬいぐるみや動物やお菓子や映画やコーヒーやゲーム機やケータイやフィギュアやチーズや本や草花や空気やキャラクターや言葉や時間や暗闇を代入してもなんの問題もなかった。ぼくはそれらと戯れることをイチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキと呼んでいた。それは違った。間違っていた。それは違うよと言いたかった。それは違うよと言いたくなるほどには、ぼくはまだ子どもだった。何も知らなかった。何も知らないことにしたかった。博愛なんて言ってるのも他人に興味がないからだ。ぼくにはぼくしかいなくて、だからこそ誰かに会いたかったのだろう。誰かに会えるということを信じられなかった。ぼくに必要なのは小沢健二じゃなくて中村一義だった。愛し愛されて生きるという双方向性を信じられなくて、ただ言葉を投げればいい博愛をうそぶいていたのだろう。言葉は祈りだった。自分や自分の行為を修飾する数々の嘘を祈りと呼びたかった。だからぼくは、ぼくがいて、そこに女の子がいるだけの時間をイチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキと名づけたのだろう。すべては時間だった。経年変化でしかなかった。チクタクチクタク。イチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリチクタク。イチャイチャチュッチュキャピキャピチクタクチクタクチクタク。チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク。だけど……。ほんとうは……。ぼくも……。なにか……。だれか……。
 ……でもぼくは叫んでいた。だからこそぼくは叫んでいた。イチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキをがなりたてていた。イチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキに声を枯らしていた。鼓膜も喉も破れ、イチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキがイチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキの呈を成さなくなっても、ホフホッスホフロホフホヘモヘになっても、みんなにそれはないわと言われても、それでも魂で叫んでいた。イチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキのような何かの銃弾を荒野で一人撃っていた。
 ……撃っている。
 そうしていたら、いつか、ほんとうのイチャイチャチュッチュキャピキャピラブラブスリスリドキドキのほうから迎えに来てくれるかもしれないから。
 今も、そう。
 何かがわかるまで。
 誰かに会えるまで。
 これからも、ずっと。


 そういうことだ( ・´ー・`)