関学さんの読書会に行ったよ
13(水)
完膚なきまでに水曜日だった。ぐでーっとしていた。
14(木)
理不尽なまでに木曜日だった。ほにゃあ〜っとしていた。
15(金)
比類なきほどに金曜日だった。ぽえ〜んとしていた。
16(土)
土曜日だった。ミス研の例会に行った。『法月綸太郎の功績』で読書会をした。この短篇集は本格ミステリ界随一のシコリティを誇る法月綸太郎の短篇集で、収められている五編は出来の差はあるもののそれぞれ異なった趣きがありすばらしい。個人的には「=Yの悲劇」のボールペンのロジックがシコリティ90くらいで、「都市伝説パズル」全般がシコリティ120くらいで、「縊心伝心」のカーペットからの一連の流れがシコリティ150くらいだと思う。おかしな小物・状況から瓢箪から駒的な流れで真相にたどり着く「縊心伝心」がとても好みだ。ぼくが「おもしろいよ」って言ってみんなに読ませる係だったのだけど、感想をきいてみるとみんなそれなりにおもしろいと思ってくれたようで嬉しかった。だけど今回の参加者はぼくが「ろじっく!ろじっく!」と言っても「^^?」となる人ばかりで、いまいち論理を一つ一つ積み重ねていくさまに興奮できる人がいないようだったので断絶を感じた。ぼくはいつでも孤独だ。孤独ぶってんじゃねえよ死ね!!!!!!
17(日)
にちにちににちた日曜日だった。日曜日だなあと思った。
18(月)
何故かしら月曜日だった。月曜日だなあと思った。
19(火)
そこはかとなく火曜日だった。火曜日だなあと思った。
20(水)
なんとなく水曜日だった。水曜日だなあと思った。
関学のミス研さんが「仮面ライダーW読書会やるよ」って言っていたのでOUミス研の中でも唯一無二を自負する仮面ライダーフリークのぼくとしては参加しないわけにはいかず、集合時間の六時半に余裕を持って着けるよう、5時頃に家を出た。途中で通勤快速に乗ってしまい、乗り換えるべき駅をゆうゆうと電車が通り過ぎるという事態が発生したものの、その次に止まった駅で引き返してなんとか乗り換えることができた。目的の大学がある駅につくと、時間に30分ほどの余裕があったのでブックオフをぶらぶらした。そこは大学の下町として賑わっていて、田舎然としたうちとはびっくりするほどの格差があった。大学から徒歩五分でブックオフ、ボウリング場、大きめのゲームセンターが2つもある。うちにはそのうちの一つだってない。文化的に不毛な場所なのだ。本屋だって小さい。そんなんだから学力が下がるんだ! 日本の将来を憂いながら古本を女を吟味するようないやらしい目で品定めしていると頃合いになったので関学生のBちゃんに連絡した。
「今から迎えに行きます!」というBちゃんに「正門で待ってるよ」と返した。
ところがいつまで経ってもBちゃんが現れない。BちゃんのほうもTwitterで「正門に立岡さんがいない……」と心配そうなツイートをしている。
「時計のオブジェのとこにいるよ」ぼくはいう。
「うちに時計のオブジェはないんですけど……」
いったいどういうことだ。何が起こってるんだ。
「もしかして立岡さん、関学と関大間違えてませんか?」
その一言ですべてが氷解した。
文化的に少し栄えた下町、広い広いキャンパスに時計のオブジェ、何よりも大阪にある大学、そのすべてがぼくが今いる場所が関大だということを示していた。Bちゃんは関学生のミス研会員であり、関大生ではない。言い訳をさせてもらうと、ぼくの中で関学と関大はほとんど同一のものだった。別の大学であることは知っていたが、実感は伴っていなかった。言葉は認識を規定するとソシュールはいうが、別の言葉として知っていてなおその二つは未分化だった。そして以前に関大が主催する作家さんの講演会に来たことがあったので、今回も関大だと思いこんでいた。悲しいすれ違いだ。時計は六時半を示していた。
申し訳なさそうなBちゃんのいい子さを沁みながら関学に向かった。関学は最寄り駅から少し離れた場所にあったので、迷ったりしながら辿り着いた時には時刻は八時くらいになっていた。なんとか読書会の場所に行くと、まだ関学のみなさんがカードゲームに興じていた。みなさんは暖かく出迎えてくれたが、読書会は当然終わっていた。そのあとは仮面ライダーW読書会の言い出しっぺさんとちょっと語り合ったり、ニムトをして遊んだりした。解散の運びになって、Bちゃんと関学ミス研の会長さんとミステリや、ミステリじゃないあれやこれやについて話しながら三人でご飯を食べた。有意義な一日だったと思う。よかったなあ。
21(木)
振り向けば木曜日だった。木曜日だなあと思った。
22(金)
まさかと思ったら金曜日だった。金曜日だなあと思った。
動画を貼った時点では想像とハイ&創の話をしたかったのだけど、疲れたのでまたこんどにしようと思う。じゃあね。
プリティーリズムデュオ大会@天王寺参加レポ
11/10
8時に飛び起きてニチアサを楽しんだあとDちゃんに電話した。プリティーリズムのドゥオ大会に参加しようぜって話になっていた。参加するだけで限定プリズムストーンが2個もらえるのだ。中学生以下しか参加できないが、自分たちを幼女だと思いこんでいるぼくらなら参加できるとおもった。実際のところぼくは女児向けアニメをたくさん見ているので相当女児力が高いことを自負していた。Dちゃんはよく中学生と間違われる。ぼくらに敵はいないかのように思われた。電車でジャスコ的デパートに行き、ゲームセンターに行った。そこでは女児がわらわらしていた。女児向けゲームの筐体のイベントだからそれなりに女児がいるとは覚悟していたけど、想像以上だった。イベントには15組が参加できたが、一見しただけでも訪れている女児がキャパシティを上回っていることは明らかだった。参加している女児は小学生低学年以下ばかりで、Dちゃんはその中では年上だが、比較対象となる本物の中学生は参加しないだろうという読みが完全にあたっていた。白いカラスがいないことは誰にも証明できない。ぼくらが女児でないことも同様のはずだ。スタッフのお兄さんに整理券を要求するとすんなり受け取れた。勝った、とおもった。結果発表までしばらく時間があったのでゲーセンをぶらぶらした。二人あわせて千円ほどクレーンゲームに飲まれた。クソが!とおもった。太鼓の達人をやってると発表の時間がきた。スタッフのお兄さんのまわりに集まる緊張した面持ちの女児たち。あたりの空気は不安と期待ではちきれそうだった。一組ずつ名前が呼ばれていった。諸手を上げて喜ぶ女児。もう駄目だ……という顔の女児。反応はさまざまだった。申し訳ないな、という気分だった。ぼくらのような偽物の女児がプリズムストーンをゲットしてしまって、ごめんね、という気持ちだった。だけどぼくらのプリズムストーンへの熱意は本物だった。ぼくらは参加できなかった女児にどんな言葉をどや顔でかけてやろうか考えていた。最後の番号が呼ばれたとき、ぼくらは何が起こったのかわからなかった。ぼくらの番号が呼ばれなかったことに気づいたとき、世界が足元から崩れていくような感覚に陥った。頭は朦朧として、大事な糸がぷつんと切れてしまったかのように何も考えられなくなった。広角レンズめいた視界がぐるぐると回った。気づけばぼくは膝をついていた。喜ぶ女児。なんなんだこれは。何が起こってるんだ。番号を呼ばれず、絶望的な表情をしている女児と目があった。ふいに頭の中で「パンピナッ」のメロディが流れだした。エコーがかかり半音下がった歪んだパンピナッだった。パンピナッwwwパンピナッwww……。その歌は女児を騙って参加したぼくらを嘲笑しているかのように聞こえた。ぼくらは負けてしまった。0回戦ドロップ。それがぼくらのプリティーリズムドゥオ大会のすべてだ。
そのあとデパートを舐め回すようにぶらぶらしてから梅田に戻り、くしかつと合流してボウリングした。4ゲームやって、最後だけ100点をこえられたのでよかったと思う。
11/11
月曜日だった。
ジャンプを読んだ。焼野原塵が好きすぎてもうだめだ……って気分になる。愛なんだよなあ。
日が暮れておなかがすいたのでくしかつと一緒にピノキオに行った。ピノキオの店内はあいかわらずがらんとしていて、テレビから流れる韓国ドラマの深刻めいた声や歌が響いていた。その光景はシュールで、なかなかに草が生えた。そんな雰囲気が嫌いじゃなかった。
くしかつと西尾維新の話をしたりしなかったりした。悲報伝たのしみだね。
そういえば土曜日に映画☆マギカをみて、感想を書きたいのだけどどうしたもんかなあとおもってる。ネタバレとかそういう意味で。劇場版まどか☆マギカの内容を一言で表すなら、ぼくが日頃から公言している博愛に対する反逆の物語だった。とてもおもしろかった。まあどうにかしよう。それじゃあ。
むふうかんとオフパコ
11/6
学校に行って長沢樹さんの『上石神井さよならレボリューション』を読んだ。女の子をいかに盗撮するかという話で、愛のむきだしかな?とおもったけどそんなことはなかった。毎回毎回見取り図がでてきて興奮するけど、それは見取り図の存在そのものが僕のある種の回路にアクセスして起きる興奮で、見取り図さえあれば話の内容なんてどうでもいいのかもしれないと思った。長沢樹さんはもっと青春を描くのがうまい作家だったような気がした。連作短編だけど、手放しにこれはおもしろかったな、と思えるのが最後の「さよならレボリューション」くらいで、長沢さんには女の子が主人公の話をいつか書いてほしいなとおもった。
そして梓崎優さんの『リバーサイドチルドレン』を読んだ。梓崎優ってなんて読むのかいまいちわからなくて毎回コピペしてしまう。しざきなのかきざきなのか……って冷静に考えるとしざきにしか読めませんね。そんなことよりリバーサイドチルドレンよかったですね。カンボジアのこどもたちの生活がエモーショナルでポエティックな文体で語られててとてもよかったです。世界観もいいですよね。過酷な現実を言葉で装飾しながら楽しく生きようとしているストリートチルドレンたちの集団。リーダーが殺されてコミュニティは崩壊してしまう。最高ですね。つらそうな状況でも笑顔を保とうとする感じいいですよね。100ページあたりからずっとえぐえぐしながら読んでました。さっき世界観って書いてそんな特殊な設定か?って思ったりもしたけど、ほとんど雨乞い男と旅人のせいですね。ああいうのいいですね。すきです。というかカンボジアとか遠すぎてよくわからないですもんね。そんな遠い世界をぼくたちの住んでいる日本と地続きの日常として描いているところもよかったですね。いま・ここから地続きのすこし離れたいま・ここを開拓する想像力が必要なんじゃないでしょうか。適当です。でも梓崎さんが書くの得意そうなホワイの部分はそんなにぐっときませんでしたね。というかその動機にしても、そ、そうか……って感じが先立ってわりと……でしたね。そのあとですよね。フーとホワイが明かされたあとの主人公には震えましたね。涙と鼻水でぐちゃぐちゃになったので隣にいた人のシャツを借りたほどですよ。梓崎さん小説うまいのでもっと書いてほしいですね。よかったなあ。空がぼくらの代わりに泣いてくれてるんだよなあ。祈りなんだよなあ。
11/7
何をやっていたんだろう。何もやっていなかったのかもしれない。何もやってないにひとしいことをやっていたんだろう。
11/8
ウッと目覚めて学校へ行った。部室でペルディード・ストリート・ステーションをちょびっと読んだ。◯さんとくしかつに会った。黒死館殺人事件の光る死体と、今回の近麻のアカギと光る鷲巣が重なったことで笑いあった。
11/9
朝に目覚めてミス研の例会に行った。黒死館殺人事件の読書会だった。読んだ人にMさんお手製の200点満点の試験問題がくばられた。やばそう、と思いながら他の人が解くのを眺めていた。最終問題の「黒死館に影響を受けた作品をあげてどんなところにそれがみられるのか100字以内で」みたいなのは解けそう、と思った。配点は10点だった。
そのあとごはんを食べたあとで、ぼくと同じ店に行かなかったミス研の人たちが飲み屋に行っていることが判明したので、◯さんと二人で突撃した。その飲み屋では他に一組の集団がいて、その集団はぼくが日頃からTwitterで絡んでいる学生劇団の人たちだったので否応なくオフパコがはじまった。女の子と絡むぼくははたからみればキャバクラのようだったが、じっさいはぼくは終始にこにこと笑うだけで、酔った他の人たちが勝手なことを言い勝手に笑って楽しそうにしているのを眺めるだけだった。そんな人たちに囲まれてぼくはそれよりに嬉しかったし、楽しかったからよかったと思う。とか書いてみたが初対面の人のタバコを盗んだり初対面の男の乳首を揉んだり、初対面の女の子のケータイからぬいぐるみのストラップをむしりとって遊んだり、Twitterで勝手につぶやいたり、彼氏のLINEに投稿したりしたのであまり傍観者は気取れないような気がする。やべえ。しかし劇団のほうのノリは飲み会!って感じだったので、久しぶりにそういう円滑でテンションの高いコミュニケーションをみたというか、新鮮な気持ちになれた。
一方ミス研のほうでは女の子三人ほどにずっと「立岡さんかわいい」と言われ続けていた。僕は「せやろ」とか「わかる」とか「Bちゃん体重何キロ?」とか言っていた。これは完全にキャバクラだったことを否定できない。
そんなふうに今週もまた土曜日が終わる。
ぽぽぽ
いつの間にか11月もたけなわだ。やっぱり一日ごとに日記らしい日記を書くべきなのかもしれないと思った。日記のために無理やりにでも論点先取的にイベントをでっちあげないと生きてる気がしない。そうなのか? 別に寝て起きて寝るだけの生活でもサイコーに生きてるって気がするし楽しいんだけど……。何をやってたかなあ。振り返るのはいつも過去だ。こういう適当な文を要所要所に挟んでいきたいよね。図書館で佐藤友哉のナインストーリーズとかさよならレボリューションとかリバーサイドチルドレンとかいろいろプレゼントされたので読もう読もうと思っていたけど読めない。というのは届いた時期と風邪をひいた時期が悲しくもカブってしまったからで、なんとなく期を逃してしまった感じだ。いまだ!ってタイミングが合わなきゃ何もできない。できないのかもしれない。そしてこのヒトツキ何をやっていたのだろうと思ったけどよく考えればゲームばっかやっていた。ポケモンポケモンポケモンブレイブルーブレイブルーブレイブルー。ポケモンはなんかアレでしたね。ブラック・ホワイトがめちゃくちゃ好きで5億時間くらいプレイしたのですがXYはなんかぼくの大事なところにあんまし触れてきませんでしたね。ダウンロード購入したのをちょっと後悔するほどですよ。なんでやろなあ。かなしい。そしてブレイブルーちょうたのしいですね。ぼくはアラクネを使っているのですがチャレンジモードの烙印コンボが3つくらいどうしても不可能で困っています。6A→5D→ダッシュキャンセル→B虫→C虫→D虫→6C×2→2C→C虫→D虫→車輪ってやつの、6C×2→2C→C虫の部分が無理です。どうやったってC虫が勝手に出ちゃって6Cの一連の攻撃の最中にあたっちゃって、ドコ、ドコ、ドコォ・バシィ(虫)みたいに虫がいちばん最後に来ません。どうすればいいのでしょうか。なんかがんばって調べたらどっかに書いてありそうだけどどうしようもないですね。
それとパッドなので空中制御がむずいですね。アケコンの導入が急がれる。でもアケコンにするとディストーション技がむずかしいんですよね。友だちの家でやったけどけっこうがんばってガチャガチャやらなきゃいけなくて大変でした。
ブレイブルーボリュームすごいですね。ずっとできますね。そりゃ気がついたら二週間経ってるよって感じですよね。納得ですよ。ぼくはけっこうゲームのプレイ時間とか気になっちゃう人間で、RPGの時間が増えてくのがうれしいのでぜんぶのゲームにそういうのつけてほしいですよね。3DSはぜんぶのゲームの累計プレイ時間みられるのでSONYさんもやってくれないかなあ。
あとMOもMOでMOですよね。最近テーロスがすごく楽しいですね。そんなわけで本読まなくてもリア充した日々を送っているのですが、そろそろいっぱい読みたいですね。ほにゃほにゃ。ふぇぇ〜ん。
あ、あああ、ああ、あああああ……
「びゅっ!」って身体のどっかの穴から変な汁を出したら10月だった。じゅ、じゅうがつじゅうよんにち……。いや月日が過ぎるのがはやいやばいって話はもういいんだって。ほんとにもう3年は同じ話してるんだから。もう! もう〜〜〜! ループ・ザ・ループだよ。ループしてんだ……。
何を書いてなかったのかよくわからなかったのでちょっと日記を読み返していましたが僕の日記おもしろいですね。今回は僕の日記がどうしてこんなにおもしろいのか、その謎を紐解きたいと思います。
そんなことより夏休みですよ!夏休み! ああ楽しいなあ〜。大学生サイコーですね。2ヶ月も夏休みがある!8月9月とまるまる休みで毎日ごろごろ転がり放題ですよ!ピザ食って寝てピザ食って寝てるだけでも休みがあまる!な、なんだこれは〜〜〜〜!って感じですね。ジャスコなどのゲームコーナー的な場所にあるボールプールを思い出しますね。身長がある程度低くないと入れない子どもたちの夢の楽園的なアレです。夏休みってわけも分からずはしゃいだり意味もなく興奮したり狂ったように痙攣したり、そういう楽しい時間を無作為に過ごせる魔法の期間ですよね。あ〜〜すばらしすぎる〜〜〜とか言ってたら夏休みが終わっていた。
!?
な、何もしてねえ……。ピザ食って寝てるだけでも時間は過ぎていくんですね。今、何かをなさなければ何もできないままどんどん時間は過ぎていくんですね……。そして、着実に確実に絶望的に時間は過ぎていくんですね……。
終わってみればそんな絶望病にみまわれたりするけどよくよく思い出せばそれなりに充実していた気もする。ちょっとふりかえろう。
8月の前半は授業にいったりいかなかったりしていた。
8月の後半は帰省してごろごろしたり与えられた餌を食べて寝る生活をしていた。ほとんど外出はしなかった。
9月になって、スパワールドに合宿したりミス研のみなさんと福井に合宿にいって後輩の女の子にセクハラしたりした(とてもたのしかった)。
あとは……。
思い出せない……。
何かしていたはずなんだけど、どうしようもないね。
ニコ生とか見てたのかな……。
ああいうのやばいですよね。僕が幼女だったころに「テレビってやべえな。これ見てたら無限に時間浪費するな。でもチョーたのしい!」って思ってたけどそんな感じですよね。
うーんうーん……。
まあ考えてもどうしようもないよね。
よかったよかった。
よくねえよ……。
そして授業に行きたくない。
僕は大学三年生なので、ほんとうはあと一年半ででなきゃいけないんだけど、単位ちゃんが24/124くらいしかとれてないのでやばい。このままのペースでは単純計算で卒業まで12年ちょっとかかる。やばい。僕は僕がいつか本気をだして単位をめっちゃとりはじめるだろうと思っていたけどそんなことはなかった。とりはじめるだろうとりはじめるだろうと思っているうちに取り返しにつかないことになっていた。もうだめだ……。つら……。リスカしよ……。どうすればいいのかわからない。ちょっと混乱している。その場しのぎの生き方しかできないのでもうだめかもしれない。ちょうちょを追っかけるように目先の快楽のほうへ向かってしまうのであかん。あかんのかなあ。うーんうーん。悩んでも答えはでない。困ったなあ。弱ったなあ。
ほんとは全然困ってないし弱ってないしにこにこほんわか花さかてんてんくん的なぽかぽか陽気の日差しみたいなタッチで文字をタイピングしている。そんなわけでさいきんよんだ本の感想でも書こうかと思ったけどだいたい忘れたのでもういいかな……。読書メーターとかTwitterの感想は雑なメモにして、このブログではちゃんとした文章をしたためたいと思っていたのだけどどんなに雑な感想でもちょっと考えてから言葉をひねりだすわけで、労力がいるわけですよ。そしたら満足感を得られちゃって、もっとたくさんの文章を書くなんてできなくなっちゃいますよね。そうかにゃあ……。しょうがないにゃあ……。
すべてのレイヤーと電流鉄骨渡りの話
生きているといろんなことに出会います。のらりくらりと生産性のない日々をこなしているだけでも経験は体積していきます。物語を鑑賞する上で自分の経験/体験が下地になることはよく言われていることです。小説や漫画やドラマや映画、なんでもいいのですが、物語のさまざまな細部が自分の経験にアクセスして、特別な意味を持ってくることがあります。本筋とは関係のない部分が気になってくることがあります。
純度百パーセントで物語を享受することはできません。純粋な体験はありません。一人一人別の物語があります。一人ひとりが、別々の人生の文脈を持っているからです。そんなことはわかりきってる前提なんだ。今回ここで書かれるのは、じゃあ自分が読みこんだ固有の物語は、その正統性をどのように担保すればいいのかっていう話です。ウソです。
物語の読みかたには誠実のグラデーションがあるとぼくは思っています。作者の文脈に準拠した楽しみ方をするほど、誠実度があがります。はんたいに作者が書いてること/書きたいこと/書きたかったことを無視して、自分/読者の文脈に沿って物語を享受するほど、非誠実であるといえるでしょう。問題なのは、誠実な読み方と楽しさが正比例するわけではないということです。作者に対する背信行為のような読み方をしたほうが楽しめる物語もあります。本来楽しめなかった物語でも、ある種のハッキングのような特別な読み方で読むことによって楽しめるといった事態も発生します。京極夏彦は妹ミステリ作家です(京極夏彦がつまらないわけじゃないよ。ちょうおもしろいよ)。もうわかんないですね。
むずかしいですね(飽きたので短いまとめ)
……このようなことを考えてしまうのはぼくがそこそこ推理小説を読んでいるせいかもしれません(またはじまった)。作者VS読者の構図をよく採用している本格ミステリをいっぱい読むとどうしてもメタ的な視点が立ち上がってきます。些細な描写にも伏線が仕掛けられてないかと疑ってしまいます。そのような、メタ的な読み方に耐えうるのは、物語性の強い、ベタなお話なのではないかと最近思うようになったのですがそれはまた別の話ですね。些細な描写が伏線ではないかどうかどうやって判断するかというと、記憶のデータベースと照らし合わせるわけです。似たようなシチュエーション/類似したガジェット/いままでの騙された経験……ミステリなんて大まかなパターンは決まっているのだから、ある程度経験を積めば頭の中で青チャート的なものができあがるわけです。そのような、細部と記憶をリンクさせる技術を、ミステリを読むことで磨いていたのではないかと思うのです。そうかなあ? なんかよくわかんなくなってきたな。まあいいや。
でもそんなメタ視によってつまらなくなってしまうものもあるわけです。あんな読み方をしなければよかったと思うことも。まあそれはしかたないですよね。判断力を磨くしかないのかもね。メタ視に耐えうる物語なのか、そうじゃないのか序盤で判断して、頭をどれくらい鈍らせるべきなのか。まあいろいろ技術はあるけど、脳内にたくさん貼られた細部と経験のリンクもまるごと受け止めるしかないですよね、だいたい。
なんか言ってることよくわかんねえよ!って思う人もいるかもしれませんが安心してください。ぼくもよくわかりません。……でもとにかく、ぼくたちは少しでも多く物語を楽しみたいのです。おもしろかったと言いたい。つまらないというのも楽しいけど、つまらぬ(つまらないの動詞型)のはあんまりがんばらなくてもできるんですよね。ぼくはいつまでも挑戦者でいたい。何に挑戦すんの? 決まってんだろ! 自分の可能性にだよ!!!!!!!! もっとぼくの中にある物語の性感帯を開発したいんです。だからがんばって楽しもうとするのです。
まあどんな読み方も間違ってなく、肯定されるべきですよねって話です、たぶん。
何も言えねえ。
なんも言えねえ(荒川良々@あまちゃん)。
まあそんなわけで感想を言い合うのもムズカシイわけです。
感想を共有するのはむずかしい。というか共有なんてできない。作者は死んでいる。ついでにロラン・バルトも死にました。言葉、ああ言葉! その単語一つ一つをとったって人によってはぜんぜん違った意味と響きを持つんだ。
日々言葉と言葉の断絶を実感するばかりですね。言葉って伝わらない。でも、だからこそ、何か伝わったような、わかったような気がしたときにうれしくなっちゃうんですよね。わかってもらえないってさびしいですからね。
祈りをこめて投瓶通信するしかないですよね。無数に吐き出された言葉の中で、何か一つでも他人に響けば。それを知ることはできないけど、想像するとちょっとにやけてしまいます。
そうだ祈ろう。ああ、祈れ。祈れ。踊れ!
ワッショイワッショイ!!
これはもうなんとなく、なんですが、ぼくは物語の感想を具体化するのがあまり好きではありません。抽象的であればあるほど、祈りレベルが上がるような気がするのです。そもそも祈りというのは心の所作です。他には何もいらない。最低限でいい。だからぼくは言います。短く、輪郭が伴わない言葉を放ちます。「わかる」「せやろせやろ」「そうかもしれない、そうじゃないかもしれない」「ディスコ探偵 is GOD」「◯◯おもしろいよ」
みんな別々のレイヤーを生きてるんだよなあ。交わらない。電流鉄骨渡りなんだ。ときどきそんな当たり前のことをふと思い返してさみしくなります。でもとても楽しくもあります。誰かに会いにいけるのってすてきじゃありません? それが成功するか失敗するかわからないのって、なんだかとってもわくわくしません? どうだろなあ。なんかいろいろとっちゃらかったまま、まとめられなかった気もするけど、いいや。
これはだいたいTwitter上での話なんですが、まあそんな感じですね。
そういうことです( ・´ー・`)
夢夢夢
この前の続きを書こうと思って読書メーターをみてみたら感想書いてない本7/10から溜まってて、なんか、月日が過ぎるの早すぎね?って思ったりするんだけど、月日が過ぎるのが早いんじゃなくてぼくのすべてが遅くなってるだけかもしれない。なんかさいきん怪我してもいつまでもぐずぐず化膿してあんまり治らないし、この説は正しいように思える。代謝の速度とか頭の回転とかぜんぶ遅くなってるんだよ。それって老化じゃん。なんだただの老化か〜。安心した。
この前の続きを書こうと思ったんだけど書きたくねえ。バードヘッドなので本読んで三日経てばおもしろかったかおもしろくなかったかくらいまで記憶の明度が落ちる。つーかもともと感情が未分化なので「快/不快」以上の感想を抱けないんだ……。かなしいね。でもそれって救いでもある。だって……って!そういうのじゃなくて!……まあいいや。
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新堂冬樹「血塗られた神話」よみました。
ぜんぜんおぼえてないけど中国人のホモが怖かったことだけは覚えてる。たぶんそんなにおもしろくなかったんだとおもう。
- 作者: 浅暮三文
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ファンタジーでした。男の人が変な街道で延々と迷ってる話。とても好き。とてもおもしろかった。ぼくも方向音痴なのでよく迷いますしね。いろんなおかしなものがしれっとさらっと現実に陥入してくる系のお話がぼくはとても好きなのでとてもよかったなあと思いました。
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名探偵夢水清志郎の事件簿2 名探偵VS.学校の七不思議 (講談社青い鳥文庫)
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1巻からよかったですね。「猫をかぶる(物理)」のイメージがすごくはやみね的でよかったと思う。こどもを見守る大人の目線がやさしかったのでよかったとおもった。そんでロマンなんだよなあ。舞台もたのしかったのでよかったとおもった。真相もやさしかったのでよかったとおもった。よかったよ。よかったんですよ!!!!!
2巻はちょっぴしえぐい系だったのでよかったとおもった。こどもキャラが増えたのでよかったと思った。教授が教授だったのでよかったと思った。真相もほんわかした世界からえげつない過去って感じでよかったと思った。そんでやさしかったのでよかったとおもった。よかったよ。よかったんですよ!!!!!!!
いま実家帰省してるので夢水はよみかえしたいですね。京極百鬼夜行や森SMや学生アリスもよみかえそうよみかえそうと思ってよみかえさないのでどうなるかはわからないけど今、思い立ってるのでよみかえせるんじゃないかな。大切なのは衝動を保つことだ。移り気で興味のままあちらこちらにふらふらしながらぼくは大人になったよ。見知らぬバカの手のなるほうへ?行くに決まってんだろ!!!!!!!!!!10年後も100年後も万年経っても変わらない!?!?!?!?!?俺が知るかよ!!!!!!!!!