愛することを愛しすぎてしまった人たちへ(こぶたたぬききつねねこの話)


 この二週間ほど何をやっていたのかまったく覚えてないな。すべて忘れてしまうよ。日々が楽しければいつでもそう。誰も記憶できないし誰にも記憶されない。そんな人間になってしまった。眠っているだけだ。ナルコレプシーなんだ。睡眠はもう一日一日を区切るものじゃないんだ。毎日は続いていた。子供のころはもっと一日ごとに分けられているものだと思っていた人生だけど、最近それがひとつの帯だってことに気づいたね。ときメモとかパワプロみたいに一日一日は重ならないし経験値は積み上がらないしレベルアップなんてなくて人は変わらない。これってノーベル賞ものの発見だと思って、学会で発表したんだけど誰にも話を聞いてもらえなかった。がんばってスライド作ったのに! 僕が中学生だからかな。舐めやがって! こたつ食べたい。

 そんなわけで法月綸太郎さんの講演会に行ってきました。とても楽しい話を三時間くらい聞かせてもらえたからよかったと思う。ぼくは法月さんのことは中1以來のファンだったので、サインをもらったときには感無量だった。不思議だなあ。普段文字だけで接している人の生のフォルムを見るとびっくりする。この本にも中の人はいるんだなあって思う。それはそうとTwitterでいつのまにか仲良くなっていた人が会場に来てて、オフパコをしてしまった。ぷちっとさんという人がいて、Twitterだけの関係だったのだけど、実際に会って話してサインしてもらうようの紙に書いてあった本名を盗み見したりして、不思議だなあって思った。Twitterで関係している人の中身の姿とか想像しないから、びっくりした。人だ!って思った。そして会場に来ていた円居挽さんとちょっとだけ喋ったりできたのでとても満足の行く講演会だった。そのあとの飲み会で大谷ミス研の下級生くんにセクハラしまくったりしたけど、ほとんど完璧な一日だったと思う。河原町から会場まで4時間かかったのも今となってはいい思い出! たのしかったなあ。

 それが昨日の話で今日は海遊館に行ってきた。後輩のPちゃんとBちゃんが水族館行くぜ!って言ってて、立岡さんも来ませんか?って言われたのでほいほいついていった。サブローも来た。みんなでおすしの歌を歌いながら四人で魚を見てまわった。「こぶたたぬききつねねこ」の歌詞を変えて、「おすし、おすし、おすし、ねこ♪」とずっと歌っていた。海遊館を一周したあと、なぜか無性におすしが食べたい気分になっていたぼくたちはくら寿司に向かったが、日曜夜のくら寿司がすんなり受け入れてくれるわけがなく、一時間半待つよりもガストで適当に食べることを選んだ。そんなふうに日曜が終わった。たのしかったなあ。