バラ/バラ/バラ/バラ/バラ/バラ
ミス研の例会に行った。先週と同じで相変わらず一回生がうじゃうじゃ湧いていて「もののけ姫か!」と思った。「ナウシカか!」とも思った。「ポニョか!」とも思った。どれも正しい。
うじゃうじゃと沸く一回生に取り込まれたらぼくまで一回生になってしまうので、途中でSKとTくんと一緒にゲームセンターに行った。mj5をやった。一回もアガれなかった。もしかしたらそのプレイを称して絶望と名をつけてもいいんじゃないかと思えるくらいだった。みんなが集合する喫茶店に戻ると読書会をやっていた。綾辻行人の「Another」と米澤穂信の「春期限定いちごタルト事件」とディクスン・カーの「火刑法定」をやっていた。多い。ぼくはどれも微妙に知っている程度の知識しかなかったので参加しなかった。たとえ微妙に知っている程度ではない知識があっても感想なんて言えない。「おもしろかった」と「おもしろくなかった」しか言えない。それにどういう肉付けをすればいいのかわからない。ぼくの、小説を読んでおもしろいと思う気持ちやおもしろくないと思う気持ちからは、5W1Hが断絶されている。なぜ?いつ?どこで?誰が?何を?どうやって?おもしろいと思うんだろう?
例えば桜庭一樹の本に「ばらばら死体の夜」という本がある。
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/05/02
- メディア: 単行本
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この本はとてもおもしろいんだけど、感想を言おうとしてもその理由はばらばらになっちゃってうまいこと言葉にすることができない、とか言っちゃっていいんでしょうかね、ええんちゃうかなあ。
ぜんぶのピースがぜんぶの面でぜんぶのピースと噛み合えば……(つづく)