ミステリがよみたい

知能がだいぶ後退している気がする。ただでさえ記憶力が悪いので坂道を転がり落ちるように人間性が失われて入ってる気がする。というか失われた。完全に事後である。おれの大学一年目を総括してみるとそんな表現になるだろう。人としての大切な何かが手のひらからさらさらとこぼれ落ちていったからといって野生に目覚めたというわけではない。ジャンクに飼い慣らされてしまっているのだ。ああ、ジャンク、ジャンク、ジャンク……。ついこの前一応大学の授業が終わったとのことだったので宮出の家に遊びに行った。大阪→名古屋。Skypeで通話をしていたら麻雀のメンツが足りないだとかなんとかで、まあとにかく行きたくなったので行った。三時間ほどかけて、おれに鶴が舞い降りたのだ(鶴舞に着いた)。モリーが来て鶴舞エストの企画会議をしたりいろいろしたりした。
 それから宮出と二人でゼルダの伝説ムジュラの仮面をやった。宮出が寝ているあいだにおれが進め、おれが寝ているあいだに宮出が進め、みたいな感じでやった。沼(おれ)、山、海ダンジョン以外(宮出)、海ダンジョン、谷ダンジョン以外(おれ)、谷ダンジョン、月(二人)みたいな感じだった。3日くらいかかった。3日くらいかけて、ハートのかけら集め以外のゲームはクリアした。よかった。

 名工大漫研の飲み会にも行った。楽しかった。

 その翌日……だったか翌々日だったかは忘れたが、早朝、まだ宮出が寝ているうちに書き置きを残して宮出宅を後にした。

 そして帰省した。鶴舞→三重。
 おれは毎日モバマスに明け暮れている。ミステリが読みたい。クイーンが読みたい。ミルキィホームズでミステリ熱が再燃しているようなしていないような感じなのだよ。

 帰省して思うのだが、やはりある程度の不便さがないとだめだと思う。人間は想像力で動く生き物だ。たぶん。なのですべてがぴっちりしきつめられたハニカム構造のような世界ではわたしはまだやわらかな幼虫なのだ。甘いにおいに負けそう!!