わお優等生(『シロクロネクロ』/多宇部貞人)

わお優等生。

「オレは死ぬ前に一度くらい、女の子とえっちしてみたかったんだよおおおッ!!」そんな強い未練を糧に普通の高校生・不二由真は不慮の死からゾンビとして蘇った。彼を蘇らせたのは善い屍霊術師・シロネクロの美少女、高峰雪路。彼女は秘宝“死者の書”を悪い屍霊術師・クロネクロに狙われ、巻き添えで由真が死んでしまったことを教える。そして、由真を守るために「一緒に暮らしなさい」と命じるのだった。その言葉に喜ぶ由真だったが、欲望を満たすと成仏してしまうためえっちな行為は禁止と知って悶絶する。女の子との楽しい共同生活のはずが、さらなる大波乱に巻き込まれてしまい!?第17回電撃小説大賞“大賞”受賞作。
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らしいです。

小説うまいですね……。んでほどよくコメディで、ほどよくシリアスで、ほどよくシモネタで、ほどよくバトル、ほどよく恋愛。すべてライトノベルっぽく仕立て上げられてるし、小説として普通にまとまってる。切り貼り感は否めなくてもすっと読めてまあまあおもしろい。

わお優等生。

電撃大賞なんですね……。

でもアクセル・ワールドの委員長感には負けてるよな……。アクセル・ワールドは先生に「たいへんよくできました」って言われる感じの優等生だけど、シロクロネクロアクセル・ワールドに「たいへんよくできました」って言われる感じの優等生ですね。

ぼくは何を言っているんだろう……?

おもしろかったです。もう話の内容は忘れましたけど……。ペンネームのガチ感が微妙に不安ですが、これからもがんばったらいいんじゃないでしょうか。