「叙述トリックオンリーミステリー研究会」と「迷路研究会」に入りたい。(『ゴールデンタイム1』/竹宮ゆゆこ)


竹宮ゆゆこさんの「ゴールデンタイム1」を読んだ。
ふつうに「続く!」じゃないですか……。
2巻買わざるをえないね……( ・´ー・`)

晴れて大学に合格し上京してきた多田万里。大学デビュー、東京デビュー、ひとり暮らしデビュー、と初めてのことづくしで浮足立つ彼は、入学式当日、不意打ちにあう。圧倒的なお嬢様オーラ、完璧な人生のシナリオ、得意なのは一人相撲。襲撃者の名は加賀香子。薔薇の花束を万里に叩きつけた彼女は、万里の友達でもある幼馴染みの柳澤を追いかけて、同じ大学に入学してきたという。そんな眩しくも危うい香子が気にかかり、放っておけない万里だが―?竹宮ゆゆこ&駒都えーじの強力タッグが贈る青春ラブコメ
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らしいです。

読んでてなんかデジャヴってるなーと思ったらまんま最近の俺だった。つっても大学入ってサークルでぐだぐだして、目の前で勝手に傷つくかわいい女の子をどうしたものかと考えてるとこが似てるってくらいだけど。そんくらいだったら十分プリズム(自分のことが書いてある!マジック)の範疇かもしれない。ひとつ嘘だけど……。「かわいい」って部分です。

まあそれはどうでもいいとして……。
どうでもいいのか?

むーん(∵)

一巻はとらドラ!とだいたい同じだったのであんま言いたいことがない……。
へんな女の子がいて、ひょんなことから行動をともにしたら自分と同じような悩みを抱えていた、ちゅーね。
話完結してないし……。自意識の話だし……。んー。とらドラの大河ちゃんと主人公(名前忘れた)はわりかし認められたい対象が広かった(世間一般)のに対して、こっちはもっと狭いのが違うんかいな。ようわからんわ……。
忘れたわ……。どっちの話も……。

そんで、これは百万回くらい言ってることだけど、恋愛と宗教がからんだら僕は愛をむきだしてほしくなっちゃうんだって……。宗教団体が伏線であることを祈るわ。また登場してほしい。僕カルト宗教大好きだから。


あと一文目がすばらしいと思います。


そして主人公達のコミュニケーションの内輪感がやべえ……と思いました。ひくわ。


叙述トリックオンリーミステリー研究会」と「迷路研究会」に入りたい、とも思いました。

そんくらいですかねえ……。
「……私が好きな光夫が、私を好きにならないわけない。好きな相手に好きになってもらえない自分なんて認められない。そんな私を、私は認められなくて、許せなくて、そんなわけないよね、ないよね、ないって言って、言ってよ、価値があるって認めてよ! ……って、光夫に責任を押し付けてるだけ。認められないのも、許せないのも、自分自身なのにね。自分でかってに、光夫に好かれるか好かれないかで私の価値が決まる、って設定したのにね」


一巻はキャラ紹介ですね。これからに期待です。