現実を見れ。

24(火)

 起きたら九時半だった。「ち、ちこくや!」と思ったけどひとこまめがなかったのでよかったなあ。

 なにをしたかは覚えていません。

 授業が終わったので帰ろうと思って自転車置き場で無数の自転車たちの中からがんばって自分のやつを見つけ出したら、隣にSくんがいた。わおミラクル。
 Sくんと古本市場にいった。なにかを買った。何を買ったんだろう……。Sくんは何も買わなかった。
 それからすき家で牛丼を食べた。僕が白ひげ牛丼の味噌汁セットを頼んだらSくんは白ひげ牛丼の豚汁セットを頼んだ。屈辱だった。
 それから二人で、箕面の109でブラックスワンのレイトショーを観るかどうか会議するためにハーゲンダッツに入った。アイスとケーキとクッキーとコーヒーのセットをたべた。おいしかったけどたかかった。
 ハーゲンダッツミスタードーナッツが隣り合ってるんだけど、ミスタードーナッツはにぎやかだったけどハーゲンダッツは閑散としていた。だいじょうぶかなあ。
 ブラックスワンはだるいから帰った。Sくんがうちにきた。
 録画してあったシュタインズ・ゲート7話を観ていたら半分くらいで画面が消えた。「!?」って思ったけど、すぐに名前をなくした女神がはじまったので合点がいった。毎週録画してあるのです。地上デジタルはいろいろと気難しいのです。
 Sくんは名前をなくした女神ははじめてみるらしく、いろいろと怖がっていた。
「こ、これネタドラマやろ?」ってなんども言っていた。逃げるな。現実を見ろ。
 Sくんは、僕が積ん読していた佐々木俊尚さんの「ニコニコ動画が未来を作る」を読み終わってから帰った。自分が読んでない自分の本を、他人に先に読み終えられるのはわりと屈辱ですね。23時くらいだった。