MPの最大値は9くらい

雨ばっかでやな感じ。

雨は嫌いじゃないけど傘が嫌い。あと濡れるのも嫌い。自然現象としての雨は好きだけど自分の身に降りかかってくる自然現象としての雨は嫌い。何言ってるのかわかんなくなってきた……。うふふふふ……。

歯を磨いても血の味しかしねえ。まあいっか。僕、血液好きだし。

今日は何があったかな……。ぜんぜん思い出せない……。

怖い夢みたな……。人に話せば話すほど細部がぼやけていって支離滅裂になってリアリティはどうしても伝わらなくて内容と話し手の必死さのギャップがまわりの失笑を誘うような、とてもとても怖い夢だった。ぼくのみる怖い夢についてはちょっと長い文章を書きたい。いつか。それにはもちろんフロイトとか、ジグムント・バウマンとか北田暁大とか宇野常寛とか古川日出男とかがでてくる。そんな感じの文章。

 朝におひさまみて微妙に遅れて出発して教室で講義うけたとみせかけて寝てSF研究会でだらだらして講義受けたとみせかけてケータイいじって文芸部に行っておかしを食べた日だった。一文で済んだわ。よかったよかった。

 文芸部の人のことを忘れないようにメモろう。メモるわ。ここ二週間ほど文芸部の集合命令に従ってなかったせいで毎日がファーストコンタクトだよ。
 これは文芸部の話じゃないけど、なんだか初対面んときに、「俺って人の顔とかぜんぜん覚えられないんだよー。忘れちゃったらごめんねー」って言ってる人がいっぱいいてキモいと思う。死ねよ。人の顔をあんまり覚えられないのって、脳の構造的にあたりまえでしょ? 脳の構造よく知らないけど……。人間を語るときは「脳の構造的に」を、社会を語るときには「社会システム論的に」を枕詞にするとそれっぽくなります。脱線した。つまり、もう少し抽象化すると、「やらなかったこと」、「できなかったこと」を自分のキャラ付けに使うのはよくないんじゃないかなあと思ったということです。怠慢をネタに回収して正当化しようとしてんじゃねーよ。自虐ネタにされるべきは努力(友情・勝利)であって怠慢ではないと思うのです。自分の落ち度を笑ってもらうふりして慰めを得るための自虐なんて、作るの超かんたんだし。テンプレ化してるし。
 だから僕はみんなの名前を必死に脳のひだに刻み込むッ! 予習・復習を繰り返し、誰よりも正確に顔と名前とキャラクターと本性を一致させる。そのためには手段を厭わない。名前をぐぐるし、日記に「覚えるためのメモ」とか騙って個人情報を晒す。どうだ! 俺ってすげえ! あーっはっっはっはっっは!

 (´・ω・`)

 H先輩:顔がえろい。本はあまり読んでいない。
 K・M先輩:黒い。Sちゃんとのからみを描いたうすいほんを部員から期待されている。
 Nくん:すみっこにいる。謎に包まれている。
 Sくん:濃い。濃いことはコンプレックスではない。
 Sちゃん:下宿プラモ。ニュータイプを読むためだけにアニ研に通う。最高の少女漫画は「フルーツバスケット
 Tさん:ポケモンはたしなみ程度(性格厳選・努力値割り振り)。
 M・Mくん:テニサーと揺れてる。バトルは嫌い。
 Nくん(2):黒い。町田康とか好き。
 Tくん:バイトしてインデックスを全巻そろえようともくろんでいる。
 Dくん:世界文学のことをいろいろ知っている。熱い。
 Eくん:好感持たれ度が誰よりも高い。当社比。
 Kくん:根はいいやつだと信じてる。
 文芸部部室:モンキービジネスが本棚にあった!やったあ!

 そんな感じかなあ。NくんとNくん(2)の区別がつきにくいことをのぞけばほぼ完璧なんじゃないだろうか。単位くれよ! 
 それにくらべてSF研究会のみなさんはどうだよ……。あの人ら、ぜんぜん自己紹介をしやがらないせいで誰が誰だかさっぱり分からない……。自己紹介って人類が発明したなかでもすばらしいシステムですよね! なのにもう……。コミュニケーションが原始レベルだよ……。「知り合いになること」の淵源をのぞきみたような気分にはなれるけど……。
 ねっむ……。
 僕はもう駄目だ……。不慣れなことをしたせいかMPがもう限界だ……。休養をとります。おやすみなさい。

モンキービジネス 2011 Spring vol.13 ポール・オースター号

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