川の底からこんにちはとかサイタマノラッパーとか自殺サークルとかジョゼと虎と魚たちとか観たのよ。あとグレート生活アドベンチャー。

石井裕也監督の「川の底からこんにちは」を観た。うんこから果実ができる話。僕は、女の子が逆境で開き直ってよくわかんない悟りみたいな境地にいく、っていうシチュに弱いので、かなりやられた。涙腺がにゅるにゅるした。車輪の国、向日葵の少女であれだけやられたのにまたやられた。ちくせふ。
ゴリラがかわいい映画だった。僕はこの映画ほどかわいいゴリラをみたことがない。現実はぬいぐるみよりも萌え。そんなことをふと思った。
というか全編にわたって満島ひかりが完璧に満島ひかりなのでよかった。石井裕也監督すごいね。
ちょっとこの映画はとても面白かったので分不相応に微妙に解題してみよう。
やっぱや〜めた。
( ・´ー・`)
けっこうおもしろかったのでいろいろ言われてるっぽいですね。アナクロニズムとか。なるほどなあ。
 
入江友監督の「SRサイタマノラッパー」を観た。おもしろかった。ラップはじめるわ。
 
ジョゼと虎と魚たち」を観た。おもしろかった。妻夫木聡がグロかった。身体障害者の彼女つくるわ。
 
園子温監督の「自殺サークル」を観た。おもしろかった。自殺す……ねーよwww

前田司郎さんの「グレート生活アドベンチャー」を読んだ。おもしろかった。主人公の「こいつ俺じゃね?」感がやばかった。解説が福満しげゆきだった。「お金がない。でも全然気にならない。俺ってすげえ」って帯は微妙に違うような合ってるようなそんな感じだった。僕は普段は本をはしっこを折ることをためらわなかったり本に鉛筆で書き込みをいれることをためらわない人間なのだけど、この本についてはまったくそういう傷=記憶をつけずに読んだから、どこがよかったのかをぱっと参照できないので(そしてそれを探すのもめんどうくさいので)、本文を引用してフォントを太字にして「ここがすばらしかったよ」って紹介することができない。ごめんね。
 
 いとこ(8)が叔母をひきつれてやってきた。いとこは四月生まれだからもうすぐいとこ(9)になる。一年後には年齢二桁かあ、と僕はそら恐ろしい気持ちになった。そんなことより自分が来年い二十歳になることを恐れたほうがいいのかもしれないけど、僕は自分のことを自分のことのように思えない人間なのでどうしようもない。かっこつけて、母校の屋上から過去の自分への手紙を紙ヒコーキにして「さよならティーンエイジ」ってつぶやいて飛ばすことなんて僕にはできないよ。思いつきもしないだろう。
 いとことwiiをやった。ボクシングで殴りあいまくった。殴りあいまくったりまったく殴りあわないでプレイヤーキャラクターをゆらゆら左右に揺らしながら見つめ合ったりした。楽しかった。僕は一発一発丁寧にいとこのMII(っていうとマサチューセッツ工科大学みたいだな……)の顔面やみぞおちに拳を叩き込んだ。容赦なく倒してやった。同様に野球でもコールド勝利をし、テニスでもパーフェクトゲームを決め、ゴルフでも僅差で倒した。だけどひと通りのゲームをやってからもういっかい野球をしたら負けてしまった。なのでとてもよかったと思った。
 ついったーを見てみたら弟の友達にフォローされていて、「フォローしたよ」という内容のリプライが飛んできていた。なんというか下の世代も歳をとってるんだなあとしみじみした。みんな生きてるんだなあとしみじみした。
 ときどきテレビをつけたけど深刻そうなニュース番組が悲しそうなニュースを悲しそうに放送してばかりいるので僕はそのたびにとても悲しくなった。僕は「大丈夫だ、生きてる人は生きてるんだ!」と自分を元気づけようとしたけど失敗した。その言葉が完全に間違っているからだった。間違っている言葉でもときどき人の役に立つことがあるけど、役に立たない間違った言葉は生まれる意味なんてない(!?)。でも口にだしたり思ってみたり行動に移してみなきゃ、僕は何が間違った言葉なのかよくわかんないよ。だからなんかそんな感じでコーヒーとか飲んだ。ケーキとか食べた。とてもおいしかった。
( ・´ー・`)
(!?)、はそんなことを書いてしまった自分にびっくりしたのです。そんなこと考えてもみなかったよ。

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グレート生活アドベンチャー (新潮文庫)

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