毎日がワッショイ
なんかめっちゃ本読んでました。7月読んだ本が45冊ってやばい。漫画も入ってるけど、小説だけで35冊と1日一冊ペース超えてるのでやばい。超高校級の読書家マンのみなさんからすれば「45冊でやばいとかwwwひと月最低でも100冊はいくだろwww」とか思うかもしれないけど俺は読書家マンじゃないのでびっくりしました。何がやばいって本読むペースそんなにはやくないマンなのでプレイ時間がやばい。ニート?そうだよ(憤怒)最近図書館っていう 神 施 設 の存在に気づいたのでお金かからない楽しい趣味を、見つけてしまった……。いや図書館のことは知ってたけど新刊を「買ってくれや!」って言って図書館ちゃんに買ってもらうことを覚えてしまった。もう買わなくていいじゃん。でもあたしってトレーディングカードゲームとかやっちゃう男の子で、もの集めることに性的な興奮を覚える人間だし独占欲強くて処女厨(ファッション)なので新刊ほしいょ……って気分にもなる。でもなにぶんお金がない。作家とか出版社に貢献したいのにね。でもその視点からするとマイナー作家の本を図書館に買わせるのは作家への貢献度としては一人で新刊買って愛でるだけより高いんじゃないかなあって思ったり。図書館にも買わせて自分でも買いたいんだ、将来的には。貴族なのでパトロンになりたい。いや貴族じゃないってお金がもう……あんまり……。働こうかなあ。働きたくねえ……。
- 作者: 近本洋一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/05/23
- メディア: 単行本
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近本洋一「愛の徴」読みました。
量子!コンピュータ!図像学!二つの世界!過去と近未来!現代とファンタジー!二人の主人公!愛!愛愛愛愛愛愛愛!!!!って感じでしたね。おもしろかったです。世界の終わりとハードボイルドワンダーランド的な世界観だと、二つの世界がつながることはもう前提で、「どうつながるんだろ」っていう興味しかないので、つながること自体はサプライズにならないんだよなあ。まあもちろんその一発ネタだけじゃなくて、薀蓄てんこもりの歴史ミステリなので、どう歴史をハッキングして読者に感動を与えるかってことが大事なんですよね。そういう点からするととてもよかったと思う。クライマックスの王さまのシーンめちゃくちゃ好きです。というかラスト100ページくらいずっと好きでした。単行本としての厚さがとても異形メフィスト感あってすてきでしたね。作家性も強いし、次回作が楽しみです。
- 作者: 青崎有吾
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2012/10/11
- メディア: 単行本
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青崎有吾「体育館の殺人」読みました。
クイーンのロジック×学園ミステリって銘打たれてて、そのとおりなんですがなんかものたりなかった。ロジックはよくできていて、傘ってアイテムを使い倒す感じとかマジクイーンの国名シリーズって感じでよかったんだけど、ミステリ以外のぶぶんがちょっとうすすぎたかなあ。物語がほとんどないし意外な展開もなかった(とぼくはおもっちゃった)から、ロジックでシコれる人以外はむいてないかもしれない。作者さんがこの小説でやってることは簡単、というかド直球の本格ミステリで、語れる部分があんまないよね……。狙ってやってるのかもしれないけど、やっぱ探偵役はもっとアクの強い人間のほうが好きです。学園ものなのにキャラクター弱いんだよなあ。よくできている小説ではあるんだけど、ぼくとしてはなんか霧舎学園のほうが好きかなあみたいなクソみたいな比較をしちゃうよ。でも作者さんまだまだ若いから、この若さでこんだけいいミステリを作れてるってことは、物語とかキャラとかを濃い目にできたら、神作家になれるかもしれないってことで、期待してます。水族館の殺人楽しみぽよ〜。
- 作者: 氷川透
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/05
- メディア: 新書
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氷川透「真っ暗な夜明け」読みました。
めっちゃおもしろかったです。そうだよ!こういうのがいいんだよ!ロジック×青春ミステリ。主人公兼探偵の氷川くんの口癖「僕の冗談はわかりにくいってよく言われるんだ」頭よさげなざくざくした文章(ときどきうざいけど)。読者への挑戦状。レストレイドになりたいけど探偵なので解決しなきゃいけない氷川くん。最高ですよ。なんでこれ今まで読んでなかったんだろうって感じですよね。メフィストなのに!本屋さんでも古本屋さんでも見つかんなかったから……。やっぱリアルの本屋さんですよね!誤配最高や!ネットには偶然・運命的な出会いがかけてるんや!そんなことないよ。やっぱりかあ……。Twitterで氷川さん好きな人をフォローして興味を持ってブックオフオンラインで買ったんだけどよかったなあと思う。Twitterやってなかったらこの本には出会えなかったね。そんなわけでぼくは氷川さんを好きになって出てる著作6/8買って読んでいくのだが……。それはまた別の話である。
「だって、愚かでも弱くもない人間なんて、見たことあるかい? 賢くて強い人間、をさ。いない……そんな人間はいない。シャーロック・ホームズ、エルキュール・ポワロ、エラリー・クイーン、御手洗潔、中禅寺秋彦――彼らはみんな弱かった。ちがうかな?」
- 作者: 黒田研二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/02/15
- メディア: 文庫
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黒田研二「ウェディングドレス」読みました。
おもしろかったです。じぇじぇじぇトリックに関しては(察し)だったけどじぇじぇじぇトリックじゃないほうの密室トリックで「じぇじぇじぇ!」ってなりました。頭にこびりつくよね……。そうだよ。ミステリはこういうのでいいんだよ!
- 作者: 浦賀和宏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/02/01
- メディア: 新書
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浦賀和宏「記憶の果て」読みました。
めっちゃおもしろかったです。ぼくメフィスト賞受賞作についておもしろかったとしか言ってませんね。だって講談社大好きっ子だし、宇山GODの信奉者なのでしかたないね……。浦賀さんは「彼女はなんたらかんたら」と「松浦純奈のなんたらかんたら」しか読んでなくて、ふぇぇおもしろくないよぅ……って感じだったんだけどデビュー作めっちゃ濃いですやん。ていうか聞きしに勝る鬱屈自意識系でとてもよかった。ゆやたんの源流をみた。なんで今まで読んでなかったんだろうって感じだった。はじめて読んだ気がしなかった。そしてシステリ(sistery)でしたね。パソ子ちゃんが姉なのか妹なのかなんなのか、その謎が軸になっているから完全にシステリです。サブカルサブカルしてるのもいいよね。謎とか解決とか探偵とかミステリとかどうでもいいよクソ食らえ!って感じだったのもよかったです。そういうの好きです。ツンデレっぽいしね。
んでそろそろ気づいた人もいるかと思うけど、メフィスト賞コンプガチャをまわしています。そんなわけで読んでないメフィスト賞は残り15作になりました。このまま走りきる勢いかと思いきや持ち前の飽き症が発動していったんメフィストマラソンはストップするのだが……いや、続きはまた今度書こう。ぼくはもうつかれた。つかれたのだ……。
メフィスト賞やっぱたのしいです。変なものに出会える率高いってだけでよだれがでるよね。ノベルスのあの新書サイズでつるっとして厚みのある感じ、サイコーですしね!!!
すてきすてき!!!!