灼熱の小早川さんを読んでいたよ。


 じつは発売日の午前十一時くらいには読み終わってました。
 でもそのときはブログが本の感想を書いたりできるウェブサービスであることをすっかり忘れていたので、感想を書くという発想すらでてきませんでしたよ! ええ!
 そんなわけで感想を書きたいと思ったのですが、感想の書き方を忘れました。
 どうすればいいんだろうなあ……。
 難しいなあ……。

 とにかく、やばかったですね。
 読んでる最中何回「やべえ……」って思ったことか。
 つまり、やばかったですね。
 そうですね( ・´ー・`)

 よかったところはアレですね。主人公の飯島くんが完全にぼくだったところですね。またぼくの話かよ……。田中ロミオさん、ぼくのこと好きすぎるだろ……。ストーカーなんじゃねーの? もしかしてこのブログとかも読まれてるのかな……。観察されてるのかもしれない。よせやーい(笑)

 まあそんな感じですね( ・´ー・`)

 あまりよくなかったと思うところは、ちょっと展開が駆け足かなーと思ったところですね。もうちょっと長くてもよかったような気がします。でもシーンシーンでの盛り上がらなさが、小説のリアリティを増しているっちゃ増している気がするんですが。「もっと熱くなれよおおおお!」な話なのはAURAと同じですが、AURAではそんなテーマにシンクロするように後半超盛り上がったので、小早川さんでは盛り上がりを廃して、差別化したかったのかもしれませんね。なんかもう盛り上がったら「小早川さん」って新しいのを発表する意味がなくなる気までしてきました。そーいうの読みたきゃAURAあるから!みたいな。
 Rewriteが超ロマン主義な話だった反動もあるような気がします。Rewrite完成させたらミニマルなもの書きたくなるわって話ですよ。
 まあなかなか難しいですね( ・´ー・`)
 全体として振り返ろうとすると印象に残ってるシーンがないんですよね……。
 やべえやべえ思いながら読んでた覚えはあるんですけどねえ。
 
 なにがやばかったってアレですね。
 教室とかまんまうちの高校んときのクラスでしたし。
 みんなのブログだいたい読んでましたし。
 実にモバイルスペースでしたね……。
 いや、小早川さん、わりとモバスペ世代には効くんじゃないかと思うんですが、どうでしょう。
 しかしうちの中学・高校の中でも、だいたいの人のブログを網羅していたのはぼくくらいだったんじゃないかと思うんですが、過大評価なんでしょうね( ・´ー・`)
 みんな大したことを書いてないんで一人あたり十秒くらいで読めたんですけどね。
 それこそ毎日大量の文章を投下していたのはぼくくらいのもんでしたからね( ・´ー・`)
 まあそんな感じですね……。
 そんな感じでひとつ話をするとですね……。
 高校のときです。
 ぼくの友達が生徒会長に立候補したんですよ。
 そして僕は推薦人に選ばれたんですよ!
 そうですよ!
 再現率100パーセントでしたよ!
 軽佻浮薄リア充が場の空気掴んでそのまま会長になりましたよ!
 友達は演説失敗しましたよ!
 そういうことです( ・´ー・`)

 まあそんな感じでもう一つ話をするとですね……。
 いつのことかは明記しませんけどね……。
 あるところにぼくのことが好きな女の子がいましてですね……。
 ぼくはいろいろな成り行きからその女の子の好意を知りましてですね……。
 そしてその女の子はブログをやっていたんですよ!
 そうですよ!
 そういうことですよ!
 ずっとにやにやしながら読んでましたよ!
 そしてモバスペなどの内輪ブログにはバトンというものがありましてですね……。
 そこには趣味嗜好が延々と列挙されるんですよ。
 思春期系自意識ちゃん大喜びの自分語りツールですよ。
 そうですよ!
 それを読めば「気が合うやつ」を演じるのは楽勝だったんですよ!
 そういうことです( ・´ー・`)

 そんな感じで『小早川さん』は今まで読んだどんな小説よりもアレがやばいアレなので、客観的に語ることができません。もうやべえとしか言いようがありません。

 やべえ。

 そういうことです( ・´ー・`)