そういやそういや地震とか来たらしいね

 地震とか来たらしいね。
 大変だなあと思った。
 僕は平和の国三重県に住んでいるのでなんとも取り残された気分なのでよかったなあと思った。こういうおおきなことが起きるとみんな神経過敏になって大変だなあと思った。もっと気楽に過ごせばいいのに、と思った。誰かに不謹慎と言う人がたくさんあらわれたり不謹慎言う人が叩かれたりして、大変だなあと思った。これだから日本人は糞なんだ、とは思わなかった。自衛隊の活動とかスーパーに並んでるみんなを見てるとやっぱ日本人って素晴らしいね!とは思わなかった。僕は特に何も思わなかった。どうでもいいとも思っていないけどいろんな人がいろんなこと言っているのを見ていろんな疑問が湧いただけだった。そしてそれらは一週間もすれば忘れてしまうだろう。それについて儚いとは思う。でもそれだけだ。おそらくこれは僕の天性の性格だと思うから(天性じゃない性格があるのかわかんないけど)3月11日午後2時46分に、僕が九州にいても東京にいても福島にいてもアメリカにいても同じことを思っただろうと思う。死んだ人は死んで生きてる人は生きててがんばってる人はがんばってる。それだけだと思う。それ以上のことは考えられない。僕は最近この世に存在するたいていのものを「性格」と「運」で片付けてしまおうと考えているふしがある。そして「なんだか、言葉って、なんだよ」って言ったりする。思ったりはしない。だってそんなこと思うの恥ずかしいじゃん。そんな感じだ。
 そういや観たかったドラマも観れたし、やりたかったエロゲーもそろそろ終わらせそうなので、方丈記でも読んで「ムジョウダナー」と言おうかと思っていたのだけど、豊崎社長がコーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』をおすすめしてくれて、僕の手元にはジャック・ケルアックの『ロード』を買おうとして間違えて買ってしまった『ザ・ロード』が幸運にも積んであるので、読んでみようかと思う。僕が立てた予定が機能する予定はないんだけどね( ・´ー・`)