村上春樹の話と思想地図βの話とポパーの話とポパーの話とポパーの話と思想地図βの話と村上春樹の話

思想地図β vol.1

思想地図β vol.1

ポパー―批判的合理主義 (現代思想の冒険者たち)

ポパー―批判的合理主義 (現代思想の冒険者たち)


 勉強したくない病が発病したので勉強しなかった。思想地図βをちょっぴし読んだ。年表で興奮した。北田さんと東さんとその他の座談会で、北田さんがすげーしゃべっててびっくりした。
 願書を提出しようと思ってたけどだるくなったのでやめた。明日にしよう。
 外に行こうと思ったけどだるかったのでやめた。明日にしよう。
 ここ数日の日記のふいんきとかツイートからバレてたと思うけど、実はおとといから村上春樹を読んでいた。『回転木馬のデッドヒート』を読んだ。『回転木馬のデッドヒート』はたぶん村上春樹ファンの中でも人気がある短篇集だと思うので、よかったなあと思った。
 そして、なんでかよくわからないけどポパーの本が読みたくなった。僕はポパーのことは『現代リベラリズム』とか『反証可能性』とか『批判的合理主義』とか『漸進的社会工学』とか『ヒストリシズムへの警戒』とか『「開かれた社会」の探求』といったことと、名前がかわいいことと、顔が『HUNTERXHUNTER』のグリードアイランド編に出てくるえらそうにしててボマーに殺されたおっさんに似ていることくらいしか知らない。そして名前のことと顔のこと以外はたった今ぐぐったことだ。そういうことだ。なんとなくポパーよりローティとかノージックを読んだほうがいいような気がするけど、やっぱりポパーは名前がかわいいから、ポパーしかないと思う。さっきから名前がかわいいしか言ってないけど、しかたない。だって僕、著者の名前のかわいさ、本のタイトルのハイカラさ、カバーの素敵さ以外での本の選び方を知らないんだもん。それに名前ってとっても大事だと思う。御手洗潔さんもなんか言ってたしね。西尾維新さんは御手洗潔さんがなんか言ってたことを知ってか知らずかいろんなことを考えてか考えずか「名前って記号じゃないよなあ」って言ってたけどね。まあそんな話は関係ない。なにがいいたいかと言うと、僕はそのうち、別冊マーガレットに載ってた、主人公の名前が『ピーチ太郎』の四コマギャグ漫画を買うだろうってことだ。ちなみにロールズはありえない。だって流行ってるんですもの。
 カワイイ革命の話を終えたところで、ポパーの話をしたいと思う。例えばタバコスイヤーの肩身が狭くなって久しい。自動販売機にはTASPOが導入され、未成年がタバコにありつく手段がますます減ってしまっている。未成年のタバコ離れ。しまいには電子バタコなんて便利グッズも出始めるほどで、この先のタバコ業界への懸念がますます増しているだろうと思われる。そんな今日、タバコスイヤーのみなさんに提案をしたい。ポパーを吸ってみたらいかがだろうか。終わり。
 ポパーの話をしよう。ポパーを英語にすると、Popperになる。これをなぜポッパーと読まないでポパーと読むのかいまの僕には理解できないけど、理解できることもある。それは、僕がポパーの英字表記に気づいた瞬間、藤城嘘くんが嫌いになってしまったということだ。彼はへんな絵を描く自分たちの集団に『ポストポッパーズ』という名前をつけた。これはポパーを踏み台にするようなネーミングであるわけだ。僕は超恣意的にそう受け取った。だからしばらくは彼の顔さえみたくない。でも三日もすればまた嫌いじゃない状態に戻ると思う。
 ポパーへひとしきり想いを馳せたあと、ガンガンオンラインで公開されてる安倍吉俊さんの『リューシカ・リューシカ』の最新話を読んだ。十五ページのリューシカだけ、服の赤い縞がなくなってるんだけど、たぶん着替えたんだろうと思う。
 そして滝本竜彦さんの『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』を読んだ。この本は安倍吉俊さんが表紙イラストを書いているんだけど、表紙の主人公の山本くんがくわえているものがタバコなのか裂きイカなのかわからなくて、なんともいいようのない不安に駆られたからだった。結果として山本くんがタバコを吸うシーンはなかったんだけど、作中で山本くんがタバコを吸ってなくても、表紙で山本くんがくわえているのがタバコでない可能性は否定できない。そのことに最初に思いあたらなかった自分の頭の悪さを呪った。というか『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』と桜坂洋さんの『ALL YOU NEED IS KILL』の違いがいまいちわからないので(これも表紙は安倍吉俊さんだし)、もしかしたら僕が読んでいたのはオールユーニードイズキルかもしれない。
 そして僕は思想地図βを読んだ。宇野常寛さんの『郊外文学論』を読んで、「お、おお…」と思った。そう思うほかなかった。もしくは「ぐう」と言ったかもしれない。
 このあと僕はおそらく村上春樹を読むと思う。『1973年のピンボール』。僕は『流星ジェミニ』(双子の女の子がいきなり家にやってきてなんかしらんけどえっちする赤月みゅうとさんのエロ漫画。in『イノセント〜少女メモリア〜』)はぜったいこの話から思いついたものだと思う。

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)

All You Need Is Kill (スーパーダッシュ文庫)

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