8月に読んだ本
ウォッチメイカー〈下〉 (文春文庫)
読了日:08月30日 著者:ジェフリー ディーヴァー
ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫)
読了日:08月30日 著者:ジェフリー ディーヴァー
ネタバレあるよ!
四肢麻痺探偵(役)、ライムさんシリーズの6つめくらいらしい。6つめくらいらしいんだけど、これが僕の読んだはじめてのライムさんシリーズでした。
わりとスタンダードな警察小説。ライムさん軍団がファンネルしてウォッチメイカーさんを捕まえようとするが……っていう内容です。
6つ目だからかは知らないけれど、事件においてライムさんは後景化しててあくまで解決のためのガジェットといった感じなのが残念でした。あんま「ライムさんSUGEEEE」って思えなかった。あんましかっこよさがわからなかったです……。
この話、「実は〜だったんだよ!」っていうのが10こくらいあります。下巻の三分の一から解決編っぽいのが始まるのがびっくりでしたね。そのまま素直に解決しないのがばればれでしたけどね。
この話読んで思ったんですけど、本って媒体とどんでん返し系のストーリーって相性めっちゃ悪くないですか……。それこそ最後の一行に全てをかけるくらいじゃないと、残ページ数で真の解決か偽の解決かわかっちゃう、そうでなくてもだいぶ構成が限定されてしまいますよね……。
つまり、エロゲーは偉大だということです。
ウォッチメイカーさんがかっこよかったのでよかったと思いました。ウォッチメイカーさんはキャラクター論にいろいろ援用できそうなキャラでしたね。吉田兼好だったかが「狂ったふりをできる人は狂ってる人だけだ」って言ってたのを思い出したりしました。ネタバレですね。サーセン。
カナクのキセキ1 (富士見ファンタジア文庫)
読了日:08月19日 著者:上総 朋大
男の子と女の子が二人で旅するほのぼの系ファンタジー。
下手。
何も考えないで素直に読んだら後半の展開に感動できるのかもしれませんが……。
ぜんぜんキャラクターの死とか痛みを描けてませんよね……。それまでに積み立てたものが少なすぎる/薄っぺらすぎますよ……。もっと人間を描かなきゃ……。このラノベは心理描写を薄っぺらくしちゃだめですよ……。記号的な表現があってもいいけど、それを裏付ける何かを描く、くらいまでやらなきゃ……。つーかやったら名作でしょ……。発想は悪くないのに……。編集さん……のせいなのかな……。ぐぬぬ……。
なんか一巻でとてもまとまっているのですが、二巻も出てるようですね。読んでみようかな。
しかしたしかにファンタジア大賞とるだけあって、この作者さんには秘めたる何かを感じる……ような気がします。
がんばってほしいものです。
神さまのいない日曜日 (富士見ファンタジア文庫)
読了日:08月19日 著者:入江 君人
設定とか世界観はイイネ!
イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い (富士見ファンタジア文庫)
読了日:08月18日 著者:細音 啓
アンダカの怪造学を思い出しました。一緒に楽しみたいですね。
いー感じの文体なので細音さんの他の小説も読みたいです。
B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)
読了日:08月17日 著者:綾里 けいし
よくわからないけどまあまあおもしろかったです。
B.A.D. 2 繭墨はけっして神に祈らない (ファミ通文庫)
読了日:08月16日 著者:綾里 けいし
あいかわらずよくわからないけどまあまあおもしろかったです。
NOVA 5---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)
読了日:08月14日 著者:東 浩紀,伊坂 幸太郎,石持 浅海,上田 早夕里,須賀 しのぶ,図子 慧,友成 純一,宮内 悠介
伊坂さんおいしいです。
全体的におもしろいです。
でも値段が高いです。
えへへwww
絶望系 閉じられた世界 (電撃文庫 1078)
読了日:08月12日 著者:谷川 流
いや、これは……。
たくさんのおばあちゃんたちVS熊です。熊視点がかわいいです。グリザイアの果実のエンジェリックハウルを思い出しました。佐藤さんはなんか、思想の多様性、みたいなのをテーマにしていくのかな……。
おもしろかったです。映画も観たいですね。
羽月莉音の帝国 4 (ガガガ文庫)
読了日:08月10日 著者:至道 流星
1〜4までの感想です。経済小説です。もしドラを読んだことない人が「もしドラ」に対して抱くイメージのような小説です。たぶん。
3巻から主人公が覚醒して面白くなります。続きも読みたいです。ていうかすでに買ってあるので読みます。ていうか至道さん筆はええ。2ヶ月に1冊ペースで出てます。
\やべえ/
失われた時のカフェで
読了日:08月09日 著者:パトリック・モディアノ
フランスのカフェに行きたくなりました。
インディアン・サマー騒動記 (ミステリ・フロンティア)
読了日:08月09日 著者:沢村 浩輔
タ イ ト ル の 意 味 が わ か ら な い 。
超 展 開 w w w w w w
この二点だけで、僕は沢村さんの書く小説を追っていくことを決めました。
問題点は超展開に苦笑いできるかどうかだけで、ふつうにおもしろいミステリでしたですよ。
ウィザーズ・ブレイン (電撃文庫)
読了日:08月02日 著者:三枝 零一
普通におもしろかったです。
松浦純菜の静かな世界 (講談社ノベルス)
読了日:08月02日 著者:浦賀 和宏
ええ! 内容忘れましたね!
ナナナバニ・ガーデン 須藤真澄短編集 (アフタヌーンKCデラックス)
読了日:08月02日 著者:須藤 真澄
超おもしろかったです。四の五の言わずに読んだほうがいいです。
リトル・ピープルの時代
終章で感動した。
読了日:08月02日 著者:宇野 常寛
革命からハッキングへ。
文学から情報へ。
ビッグブラザーからリトルピープルへ。
ウルトラマンから仮面ライダーへ。
ポップカルチャーから社会を読み解く本です。
同時にガチ・仮面ライダー評論本でもあります。
仮面ライダー好きは読みましょう。
藍坂素敵な症候群 (電撃文庫)
読了日:08月02日 著者:水瀬 葉月
いろんな病気がでてきます。主人公は病人を殺せば治せます。
なかなか楽しかったです。