仮面ライダーオーズ最終話


 仮面ライダーオーズの最終話が放送されましたね。
 ちょっぴり感動してちょっぴり泣いてしまいました。
 いろいろと憎い演出が盛りだくさんでしたね。ひび割れたアンクのメダルでタジャドルに変身するところとか、アンクボイスとかまじやばかったですね。不満はキックで戦いを締めくくってほしかったところだけですね。あとはとても満足の行くものだったと思います。
 
 僕はオーズはわりと不満だらけだったんですが、キャラクターがすてきだから見続けていました。シリアスな場面を脱臼させてコメディに帰する手法がなかなか受け付けにくいものだったと思うのですがどうでしょうか。真木博士関連は好きでしたけど。

 あとグリード死亡周りをもっと時間をかけてやってほしかったですね……。
 最初の予定ではメズールさんとガメルさんの復活が早かったらしいですしね。震災とかでいろいろ詰まってしまったのかもしれませんね。

 まあグリード周りがアレだったと言っても終盤の話はよかったと思います。グリードの話をしない代わりにちゃんと火野くんとアンクの物語をメイン軸に持ってきたのは、結果的にはよかったんじゃないかと思います。というかそうするしかないことを脚本の小林靖子たんはわかってたんでしょうね。さすがです。
 アンク離反〜46話での殴り合い〜最終話での二人での変身って流れは、近年のライダーでもすばらしいエピソードだったと思います。

 にしても、龍騎、電王、オーズと小林靖子の三作目のライダーでしたが、龍騎と電王の間を行くような物語でしたね。雰囲気もシリアスとコメディの真ん中くらいだったんじゃないでしょうか。まあ中盤は中途半端だった感じが否めませんけど。
 にしても、生き残りをかけた殺し合いとしてのバトルロワイヤル(龍騎)を描いた小林靖子さんが、あらかじめ決まっているカードプール(メダル)からいかに自分に必要なメダルを集めるか、という争奪戦を描いたのにはパラダイムシフト感がありました。設定だけ観たらMTGのドラフトを思い出しましたよ。
 特撮においてバトル描写を組み込むことは必須ですが、バトルをする必然性というものが、小林靖子たんのライダーではおもしろい味付けがされていると思います。電王なんて、戦うことが友達(仲間のイマジンたち)とコミュニケーションすることですからね。

 まあオーズおもしろかったですね、っていうことです( ・´ー・`)

 ぼくは、平成ライダーの中では六番目くらいに好きな作品になったのではないでしょうか。
 ちゃんと数えてませんけどね( ・´ー・`)



 次の仮面ライダーはフォーぜですが、メインライターはグレンラガン中島かずきさんですね。フォーぜはドリルキックをするみたいだし、宇宙みたいだし、とても楽しみです。フォーぜのドリルが天を衝くドリルであることに期待するばかりですね。フォーぜのデザインはいろいろと言われているみたいですが、動いてるとこを五秒くらい観たらかっこいいと思えるようになりましたよ。
 しかし関連グッズはあまり買わなそうですね。

 オーズはやばかったですね。めっちゃ購買欲刺激されましたもん。欲望・貨幣をテーマにした作品が、たくさんの視聴者の欲望を突き動かしていたのは知行一致的な感じでおもしろかったと思います。ぼくとしてはそのコンセプトで中盤の話をまわしてほしかったんですけどね……。


 まあそういうことです( ・´ー・`)